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    Perrfume ロンドン・コーリング

     Perfumeが来週、ロンドンでライブをやる。昨年アジアを回り、今度はヨーロッパだ。他にケルン、パリでライブを行う。ロンドンからライブビューイングで世界にPerfumeのライブを発信する。
     ロンドンといえば「ロンドン・コーリング」の曲が私の頭の中で自動再生され懐かしい。ロンドン・オリンピックのCMにも使われたので知っている人もいると思う。35年前に聞いた曲なのに今でも私には忘れられない曲だ。
     ボブ・ディランとかフォークソングしか知らなかった田舎出の私が大学に入って初めて接したロックがクラッシュのセカンドアルバム「動乱」だった。正直、その時の私には衝撃で、汚い大学の恵迪寮の一室で友達に聞かせてもらい、その疾走感と迫力に茫然とした。私の中で求めていたものが、足りない何かが見つかった気がした。
     クラッシュにインスパイアされて初めての映画「爆Back」を撮った。映画の冒頭で「London's Burning with boredom now」 (ロンドンは退屈で燃えている)と英語の教師がクラッシュの歌詞を黒板にチョークで書き込むところから映画が始まる。
     ロンドン・コーリングはBBCラジオがやるように「こちらロンドン…」と終末感の漂うロンドンから世界に発信する歌だ。気候変動と核施設の事故で沈もうとする街ロンドンから、終末を他人事ように思って自堕落に暮らす人々へ(まるで今の日本)全てが終わったら俺に微笑んでくれとシニカルに呼びかける歌。まるで瀕死のエレクトロワールドからその最後の模様を発信しようとしたPerfumeのように。
     私の中でパンクもエレクトロも境界なんかない。世界にパンクムーブメントを広めたクラッシュとPerfumeは私の中で同等に存在し違和感はない。
     この間、カンヌで披露した真鍋大度さんの映像とロンドン・コーリングのPVを使って年末のDOMUライブ向けのCMとして作ってみた。カンヌの映像に流れたPerfumeのメッセージをベースにロンドンのライブ会場から世界に発信するPerfumeのメッセージを動画にのせた。真鍋さんの映像とMIKIKOさんの演出はdotでコラボした時より深く進化していて感動した。



     私の中ではクラッシュもPerfumeも同じ位置づけで存在している。クラッシュのアルバム「ロンドン・コーリング」に収められている歌に「I'm not down」という曲があるのだが、まさしくPerfumeのメッセージそのものだ。

    「I'm not down」
    僕は、叩かれ、捨てられ、打ちのめされてきた
    でも、僕は倒れはしない I'm not down
    放り出され、何度も失敗し、恥をかくことで 僕は成長してきた
    でも、僕は倒れはしない I'm not down

    そんな日々を僕は生きてきた
    キミが悲しみに打ちひしがれている時
    額を床に打ちすえるほどの悲しみに出会った時
    どうしようもない憂鬱に沈み、涙すら流せなくなったとしても
    きっと何か方法があるはずだ
    どんなことがあったとしても 昨日は、昨日だ
    そんな過去のくそったれの毎日だって積み重ねていけば
    一階ずつ摩天楼が出来上がっていくように
    いつかは一番高いところに届くはず
    僕は諦めたりはしないんだ


    クラッシュの詩は「屈せざる者たち」の歌だ。
    そしてPerfumeもまた「屈せざる者たち」だと私は思う。



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    2013.06.29 | コメント(2) | トラックバック(0) | Perfume

    Perfume 100パーセントの女の子 マカロニ

    30年前、山川さんが村上春樹原作の「100パーセントの女の子」を室井滋を主演にして撮った。そのリメークをPerfumeのPVの映像を使って作ってみた。
    「100パーセントの女の子」を見た当時、確かに上手いけど、短編だし、それ程良いとは思っていなかった。その後、村上春樹原作として今は亡き趙方豪さん主演の「パン屋襲撃」と一緒にDVD化された時に久しぶりに山川さんや室井にも会った。室井のサインなら少しは価値を感じる人間もいるとチラシにサインを書いてもらい、若干だが会社の人間にDVDを売ったりしたこともある。本当に買ってくれる殊勝な人間もいた。これ買ったら査定が上がったりするんですかとマジで聞かれてそれは一切ないと答えて購入者を一人失うこともあった。
     ただ、「100パーセントの女の子」はなんとなく気になる存在だった。何故なのかよくわからないが、たった数ページの小説が耳の後ろで小人が訴えかけてでもいるような奇妙な感じがあった。それでPerfumeのマカロニを使ってリメークしてみようと考えた。
     Perfumeほど芳醇なストーリーを持つグループは少ない。「道夏大陸」、「ロボット戦車隊パフューム」等の名作は主にファンサイトから発信され新たなPerfumeファンをつかんできた。そんな動画のおかげでPerfumeファンになったものの一人として、「パラダイス君」、「Don’t lieve me 」、「木綿のハンカチーフ」といった動画を作り、その延長戦上で村上春樹というストーリーの力を信じる作家の作品にPerfumeを出演させてみたくなった。Perfumeはあ~ちゃんとのち男の子芝居をライブでもやったりしているので配役はすんなり決まったが、屋外ロケをほとんどやらないグループなので、歩くだけのシーンの映像がなく困った。結局、季節が若干違うが「ねえ」の映像を使った。ストーリーとは関係のない映像を編集して別の映画を作るのは、昔、NHKの海外短編映画の編集をやった時に安いギャラの代わりに自由に作らせてもらって経験済だったので、さほど難しくはなかった。ストーリーを練り直しこちらで勝手にセリフをつけて再編集してしまう。観客が映像と字幕から受ける感情のライン外さないように考えて編集すれば、それほど難しい作業ではない。観客の方が自分の内的なストーリーに合うように都合よく映像を追ってしまう習癖があるので、それを逆用するだけだ。同じ映像を何度も繰り返し見せることでマカロニの映像が過去の残像として認識される。やはり関さんのマカロニの映像は素晴らしい。3人の表情は生き生きとして見る人を飽きさせない。
     「100パーセントの女の子」というのは「昔々」で始まり、「悲しい話だと思いませんか」で終わると宣言され、その通りに終わることでその小さな世界を完結させる。通常であれば話の最後はこれからの予感を残して終わらせ読者にそれなりの結論を得させてくれるたりする小説が多い。「100パーセントの女の子」はその小さな世界で完結させてしうことで永遠に完結できない構造になっている。
     すれ違った女性の中に一人の男が100パーセントの女の子を見い出し、声をかけることもなく彼女は雑踏の中に消える。本来彼女に対して言うべきだった長い実用的でない話を語る。それで何か一つでも変わるわけでもなく声をかけることもできない自分自身が取り残される。そこはかとない居心地の悪さは自分自身の完結することのないストーリーに向かっていかざるを得ない。山川さんが最後に佐野元春を持って来ざるを得なかったのがわかる気がした。そしてわたしもPerfumeの曲を唐突に突然に入れたくなった。
     そして、18歳の少年が32歳になってストーリーを語ったように54歳のおっさんのストーリーを作ってみたくなった。
     美しも、凛々しくもなく、スマートな体型にはほど遠く、不器用でPerfumeが大好きなおじさんになってしまった少年達とPerfumeが好きになって気づいたら誰もPerfumeについて真剣に耳を傾ける友達がいないことに気付いた女の子の話だ。

     特に美人でもなく、どこにでもいる孤独で平凡な女の子がいた。
     もっと早く、Perfumeと出会いたかったと彼女は言う。
     そして、世界の片隅に小さな砦を築いた者達と旅を始めた。
     春にしては肌寒く生憎の曇りで空は低かったという字幕で始まる。
     おじさんになってしまった少年にとって100パーセントの女の子とは何かをPerfumeのマカロニのPV撮影現場を回りながら考える。PVと同じ風景の中にいる女の子。
     女の子はPerfumeの後を追って荒川の河川敷に辿りつき一人取り残される。Perfumeに近づけば近づく程、Perfumeとの距離は遠くなる。子供から大人に近づくにつれ、子供だった自分にサヨナラを言いずらいように。

    手を伸ばしても もう届かない
    たぶんね キミは全てパーフェクトなスター
    つかめない風のように 気楽そうに映るスタイル
    愛のまえに 悩まないように 後ずさりなんてできない
    今も大切なあのファイル そっと抱えた あのまま

    彼女がたどり着いた先には笑い、恥じらい、涙する普通の女の子達がいた。
    そして、この惑星の中心に築かれた砦の柱に刻まれた言葉を彼女は見つける。

    「あなたがそこにいて 本当によかった」

    あなたがそこにいてよかったと言える相手がいる幸せ。
    Perfumeの3人が歌い続け、観客と共有しようとし続けたもの。
    父がいて、母がいて、婆さんがいて、兄弟がいて、子供がいて、友達がいて、同僚がいて、上司がいて、部下がいて、いてくれるだけでうれしいという幸せ。その一つ一つをいつかは失うことの予感を抱きながら「あなたがそこにいて 本当によかった」と言える幸せ、そして言ってもらえる幸せがあることを
    Pefumeはライブで作り続けてきたと私は思う。

    そんな話の短編映画を作ってみました。


    2013.06.02 | コメント(2) | トラックバック(0) | Perfume

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